(ﾌｧﾝﾀｼﾞｰ探訪:ﾎﾃﾙ編)コロナ禍のおかげで3000円台泊まれたABホテル（堺筋本町）

 １．コロナ禍の滞在　

　このホテルを選んだのは、宿泊料金も手ごろなだけでなく新築のホテルだからです。ホテルはグレードに関係なく新築なのがいいのはもちろんで、新築なら豪華な内装でなくても心地よく泊まれる。

　私が宿泊した時期は一番最初のコロナ禍の頃です。この時期は、コロナ禍の影響でホテルは閑古鳥状態に陥っていたために激安ともいえる料金で宿泊ができ3千円台でした。そういうこともあってこのホテルを合計４回ほど利用した。この頃はコロナ感染に対して、いちばん気を付けなくてはいけない時期で、コロナに感染するとその後に後遺症を引き起こす可能性も否定できず、相当な注意が必要であった。正直そんな時期に出張するのはリスキーではあったが、何とか頑張って出張した。そういった事もあり、できるだけ早めの時間に移動し、ホテル籠りを楽しむことにした。普段はホテルに籠って、自分の趣味に浸るのが好きだが、外に出られないので強制的なホテル籠りとなった。

 

２．チェックイン

　このホテルは大阪メトロ「堺筋本町」から徒歩数分で、そういう点では交通の便は良かった。ホテルの受付でチェックインをする。ちょうどこの頃からホテル側もチェックイン時に検温を始め、宿泊者のコロナ感染状況を確認するようになった。今となってはかなり緩和されたが、その当時は、まだコロナ感染状況について中国武漢のイメージが強烈に人々の心に焼き付いていたこともあり、コロナ感染者を泊めるとホテル側の風評被害にもつながる危険性があった。そのため、ホテル側も検温チェックをしっかりと行っていた記憶があった。というより、私も出張することで一歩間違うとコロナに感染するかも知れないことを危惧しながら移動していた。

　時期は20年3月後半。まさにその当時はコロナ禍の恐怖が世界中に駆け巡っていた時期でもあった。

 

２．ヒトラーのテレビを見入る。

　チェックイン後、部屋のテレビを付けたら、ちょうどNHK-BSでヒトラーに洗脳された青年たちのその後を報道していた番組が流れていた。製作国はドイツだったかイギリスだったかＨ忘れたが、洗脳なんて言葉はショッキングな表現だが、人間は洗脳で成り立っている。教育だって、思想だって洗脳に変わりはない。私達は道徳、宗教など様々のことに対して洗脳を受けて、人間社会の立派な構成要素となる。しかし、ヒトラーはそれを悪用したことになる。洗脳を間違えると人は如何ようにもなるのだ。こういうテレビを見て思う事は、私達は社会に出回る様々な洗脳との向かい方に考えなくてはいけない。とつくづく思ってしまう。

  

https://www.ab-hotel.jp/sujihonmachi/より引用

３．大浴場に入れない

　ABホテルの売り物は大浴場を用意している点である。私は、コロナ禍がなければこの浴場でのんびりしたかったのだが、初期のコロナ禍の時期でもあり、私はこの浴場の利用を避けることにした。尚、このホテルの宿泊層はファーストキャビンと比べて年齢層が高めなので、こういった浴場は年配の宿泊者が好んで利用する。なのでファーストキャビンのように１人で独占するなんてことは出来ない。とはいえ、名湯を意識しているので温泉と同質でもあることを考慮すると、せめて20分位は名湯に浸かりたかったものです。

 

https://www.ab-hotel.jp/sujihonmachi/より引用

４．いつもの夕食

　夕食はいつもの通り、カップ焼きそば、ホイップパン、味噌汁、オレンジを食べる。それが終わると入浴の時間だ。コロナ禍がなければ大衆浴場で１時間程のんびりしたいが、コロナ禍なのでパス。部屋の小さな浴槽で、湯船に浸かりながらスマホでネットサーフィンを楽しんだ。

　その後はベットで横になり、はやりスマホでネットサーフィン。11時位に就寝と言ういつものパターンであった。

　

５．朝食

　朝食は、普通のブレックファーストであるが、おかあさんの手作り料理感があった。別の意味ではこれもホテル側の戦略なのであろう。私は、ウィンナーや納豆、卵をおかずにご飯を食べ、その後はコーヒーで一息をつくといういつものパターンであったが、食堂みたいな空間なのでコーヒーを一杯飲んだら、コーヒーカップにコーヒーを注いで、それを持って部屋に戻った。その後、部屋でゆっくりとコーヒーを飲みながら１時間ほどのんびりして、８時近くになったのでチェックアウトをしてホテルを出た。

 

https://www.ab-hotel.jp/sujihonmachi/より引用