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(ファンタジー探訪:空港/飛行機編)ANAラウンジ満喫

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  〇空港ラウンジを堪能  私の旅のスタンスは、趣のある移動をすること。このため、そんな移動ができるように移動日に半休を取ります。その時間を使って有意義な移動を試みます。  まず、旅のスタートは東京のモノレールから。東京モノレールは高架線なので、湾岸の景色を堪能できます。いつ見てもいいですね!   そして、空港に着いたら荷物検査などはさっさと終わらせてラウンジに向かいます。まあ~、国内線のラウンジはドリンクとアルコール、そして簡単なつまみぐらいしかありません、食べ物らしきものはないのですが、やはりラウンジはラウンジ。不思議とその空間は何かと満たされます。私は、ラウンジに着くと、初めにコーラとつまみを食べながら一息つきます。これが何にも変えられない充足感!勢い余ってコーラを 2 杯、おつまみを 3 個ぐらい食べてしまいます。    これで気持ちが落ち着いたら、パソコンを開いて趣味の世界に没頭するのですが、一応会社関係のメール確認をし、緊急性のあるものがないか確認します。  不思議とこういう場所で趣味(私はそのほとんどの時間を相場分析に使います。)に没頭すると、数時間があっと言う間に過ぎるくらいに集中できるのです。  その間、日本酒、青汁、コカコーラを繰り返し飲んで、それにつまみを時折に頬張る。それだけで不思議とお腹が一杯になります。そして、相場分析などに疲れたら、軽くラウンジを一周りします。なんかそれだけで心が充足します。この日も、なんと3時間もラウンジに居座ってしまいました。そうしているうちに搭乗時間が近づいてきたので、ゲートに向かい搭乗します。  私自身、正直言って国内線はあまり好きではありません。しかし、仕事上の都合で国内線に乗る機会が結構あります。札幌まで 1 時間 30 分。提供されている機内オーディオかスマホで JAZZ 系の音楽を聞きながらうたた寝をします。  ドリンクサービスは、ラウンジでコーヒーやジュースはたくさん飲んだので、スープ類を頼んで飲み終わるとまた寝ます。その頃には、ラウンジで飲んだ日本酒の酔いがまわって程よい気持ちになり、それが相まって眠たくなるのです。眠気がない場合は、自分の趣味に没頭します。そうこうしている内に千歳空港について飛行機を降ります。千歳空港はいい空港だと思います。私の好きな空港です。  しかし、ゆっくり滞在することはなく、

(旅行記)私の旅行スタイル

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  私もその一人でありますが、旅行好きな人は多いと思います。 以前は書店の棚に並べられている旅行記を読み漁ることが多かったのですが、こういう書籍はマスコミ的な知的な視点がつきまとうので、ありのままの情報を提供してくれる素人が投稿するyou tube動画を好んで視聴します。そういった面では、you tubeの功績は相当なものだと改めて感じさせられます。  旅行好きといっても私の性格と同じように極端な偏りがあり、東南アジア以外はあまり興味を持てません。それだけでなく、旅行自体も特殊です、言い換えればのんびり旅行ともいうべきか、名所観光など全く興味がなく、どちらかといえば現地を勝手にファンタジーに仕立てそれを楽しみながら、のんびり現地の雰囲気を味わう旅です。  その気になれば一日中ホテル籠りだって構いません。ラウンジなんてあったら一日中ラウンジ籠りすらしてしまいます。不思議なことにホテル内だと異様に投資分析に精を出してしまいます。のんびり投資家の本領発揮です。朝は東南アジアの街の様子を眺めながらホテルのブレックファーストを出来るだけ長く楽しみます。最低1時間30分。時には、コーヒーブレイクを楽しみながら2時間。  その後に、部屋に戻って休憩。昼間は街を軽く散策し、ちょっと疲れたところで昼食。タイなら間違いなくマッサージを2回程度楽しみます。 観光名所を楽しみたいときはオプショナルツアーを利用して出来るだけ快適にします。バスで移動できるのとガイドさんが観光地を懇切丁寧に説明してくれるからです。  まさにのんびり投資家ならぬのんびり旅行家でもあります。観光地をせわしなく見て回るというようなことは私にとってはストレスのなにものでもありません。自分にとっての旅行はあくまでもファンタジーな世界に浸りながら日常のざわつきから心を開放することです。それが、安く済ませられるのなら大いに結構。  まあ、ここまで書くと自明かもしれないが、飛行機もLCCみたいな味気ない乗り物はご法度。やはりANAかJALでないと飛行機に乗った気がしません。さらに搭乗前にはラウンジでの一時も楽しみ、帰国便も、PRIORITY PASSなどでラウンジを楽しみます。私はいわゆるラウンジマニアでもあります。そういった楽しみを済ませてから飛行機に搭乗し、飛行機内のサービスを堪能します。  現地についたら趣のあるホテルに

(ファンタジー探訪:ホテル編)北海道ローカルなビジネスホテル:ニュー・バジェット

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  〇北海道の雄大さ  北海道に来るときは時々このホテルを利用する。東京は秋と言ってもまだ暑いくらいだが千歳空港を降りるとそこには寒さが染み込んでくる。そして4時になるともう街は暗くなる。東京より季節が1か月は先に進んでいるようだ。    そして、札幌の目的地にむかうのだが、いつもながら北海道の自然の雄大さに感銘を受ける。自然とは本来、そういうものだが都会では味わえない自然の雄大さに直面すると、ただ感動するばかりである。東北も雄大だが北海道は日本的と言うより大陸的な雄大さを兼ね備えた魅力がある。 ニュー・バジェットHPより   〇部屋  そうしているうちに札幌の街並みに入り込み札幌駅に到着する。ここからは徒歩で本日の宿泊場所であるニュー・バジェットに向かう。 ニュー・バジェットも御多分にもれないビジネスホテル。このホテルは札幌と室蘭だけのローカルなビジネスホテルだ。部屋の内装は東横インやアパホテルなどとほとんど変わらない。受付のロビーもコンパクトでロビーの脇に朝食スペースがあり、そんなスペースの使い方も似ている。でも浴槽は経年劣化の補修がない。値段が安いのだからこの辺は致し方ない。   〇 GOTO キャンペーン ちょうど、国が第二回目の GOTO キャンペーンを展開していたので、宿泊料金が従来の 40%OFF と一泊 3000 円台で宿泊することができた。さらに一泊 3000 円の金券(クーポン)も配られた。一応、コロナワクチンを3回打った人が対象だ。今回は相当お得な滞在となった。前回のキャンペーンでは、確か宿泊料金は同程度の割引で、金券は 2000 円程度のような気がした。私はこの6千円で北海道特産の食料品を購入した。このようにして、お金を回すという点では地方にとって良い制度なのだろう。しかし、インフレは商品価格に間違いなく反映されていて、購入できる商品数は思ったより少なかった。どうも政府が発表する数値より体感するインフレは高いようである。   ニュー・バジェットHPより 〇軽朝食  ビジネスホテルには、軽朝食をだすところも少なくない。このホテルも御多分に漏れず軽朝食ということでパンとコーヒーと即席のスープを提供してくれた。野菜がないのが寂しいでが、一応無料サービスということなので何にも言えない。  クロワッサンは軽く甘みがあり、2個まではそのまま、残り2個はコ

クアラルンプールの日常(小説)

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  彼は、 1997年の初頭に東南アジアに住むことを決意する。場所はクアラルンプールで外資系の東南アジア現地法人のSE職に就くことにした。普段はソフトウエア会社でERP設計をしている。マンションは、プールとジム付き そして部屋はホテルのようなレイアウト。とても気持ちが良い。東京で同じ間取りを借りたら優に30万以上するが、クアラルンプールでは5分の1強の値段で借りることができる。まさに天国のような時間だ。彼は、そんなマンションに設置してある誰もいないプールを眺めるのが好きで、暇なときはそれを眺めながら投資業務に勤しんでいる。しかし、日経が余りにも安定しているので、もっぱら相場の勉強というところである。フィナンシャルタイムズとインターネットを駆使して様々な調査を行っている。そして、東京では到底味わえない時間の流れを楽しみながら。    ( クアラルンプールの一日 )   彼の朝は早い。朝 4 時から 5 時に目を覚ます。そして、 1 時間程度、浴槽でうたた寝を兼ねながらゆっくり浸かる。そして、インターネット米国マーケットの結果を眺めながら朝食の準備。大抵はパンとスクランブルエッグ、ミルク、そしてコーンフレーク、バナナ、スープ。そして最後にコーヒーを楽しむ。  これだけで 1 時間は立つ。あっという間に 7 時過ぎになって、ラジオ体操や出勤の準備し、 7 時 30 分頃には家を出る。  仕事場での公用語は英語。いつの間にか日本語を忘れそうなくらいに仕事では、日本語を使わなくなる。仕事時間は、日本と違い大抵は定時に帰社する。帰社後は週 2 でクアラルンプールの街に繰り出すが、それ以外は行きつけの店で、夕焼けを眺めながら残りは、まっすぐコンドミニアムに直行。  コンドミニアムに戻ると、彼はクアラルンプールの夜景を眺めながら、時にはアルコール、時には コーヒー をのみながら自分の趣味に没頭する。この時間がなんとも愛おしい。夜になるとクアラルンプールの夜景を一望することができる。東京とは違ったクアラルンプールの夜景を楽しむ。彼はパソコンで米国の相場を眺めながら、ちょっとしたアルコールかコーヒーを飲みながら夜景をバックに物思いにふける。気が付くと夜中 2時を回っている。こんな生活がなんとも愛おしい。  クアラルンプールの街に繰り出すときは、行きつけのカフェでビールを飲みながら夕焼け

(ドラマ/映画であの時代にgo!)高度成長期のサラリーマンの夢が詰まった無責任シリーズ

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  1.高度成長期の逆説的なテーマ  植木等の役柄は、非常にいい加減で無責任な男なのだが、 映画では真面目な奴を差し置いて出世することに焦点が置かれて、 トントン拍子で出世し、しまいには、会社で一番の美女である女性とさえ結ばれてしまう。ある意味、サラリーマンのおとぎ話です。しかし、それは日本が高度成長期をモーレツサラリーマンとなって駆け抜けていた時代のアンチテーゼでした。 つまり、この時代は日本全体が企業中心の社会で、企業で出世する事が人生の目的となっていました。価値観が多様化した現在から見れば、時代の隔たりを感じさせられます。 2.「課長島耕作」は現代版の無責任男  この主人公は、スタンドプレーが得意でコツコツの猛烈サラリーマンを茶化すような設定が見え隠れしているところが映画の見どころとなっています。しかし、本当に真面目なのは植木等が演じる「平均」であり、常に会社の事を考え、スタンドプレーを徹して手柄を取ろうとする。実際、そういう奴は古今東西でどこにでもいる ( 困ったものです。。。 ) のですが、低能な人間が出世するストーリーはお笑い映画ではあるものの、今の日本企業の低迷ぶりを見ると、その原因のほとんどが経営者の能力不足という点から見るとちょっといただけないような感じをしなくはなりません。  話はそれますが、「課長島耕作」も形を変えた無責任シリーズの植木等です。時代はバブルなので、耕作はワインが似合うイケメンでキザな設定となっているが、彼自身の実力は何もなく、ひたすら運とスタンドプレーの言いとこ取りで出世をしていく。 主人公をイケメンでシリアスに差し替えたに過ぎません 。 どう見ても、「課長島耕作」程度の社員が世界を舞台にする初芝電機の表舞台に立ってはいけません。この設定、まさに今の日本のエレクトロ二クス産業の低迷を代弁しているようなものです。 3.高度成長期の日本を堪能  この映画では、高度成長期の日本を堪能できます。生ピアノが流れるバー。そして、歌手の生の歌が聞くことができるバー。この時代の娯楽は、どう見てもお酒絡みかゴルフが中心です。お店のママに入れ込みパトロンになるというのも、社会的なステータスを持った人の憧れだったのでしょう。  あと、ふけるのも早いですね。威厳のある上司でも実際は 40 歳代そこそこです。いまの時代は、 40 代でも青年風の容貌の人も

(ドラマ/映画であの時代にgo!)大学のスターも社会人になればただの人:若大将シリーズ

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  若大将の大学シリーズは、青春時代の理想とも言うべきアメリカングラフティ的な陽気さが漂っていた。所々で歌を歌うシーンなどは、同時代のプレスリー映画の影響を受けています。ある意味、手に届きそうで届かないファンタジーがそこにあった、その時代の人々が夢見る理想的な青春像の光景だったのです。  加山雄三が持っている上品さとスポーツ万能と、陽気な明るさ。そして田中邦衛の金持ちのドラ息子感がこの映画の魅力であったのは間違いない。彼等のキャラクターを十分に汲みした能天気な学園ストーリーはその当時の若者を憧れでもあった。   〇フレッシュ若大将の設定のお粗末さ  しかし、フレッシュ若大将になると話は別になる。昭和 40 年代の日本は、専業主婦が当たり前の時代で、男の財力が女性にとっての頼りであった。そういう点からは、加山雄三の田沼雄一のように男らしいイケメンでかつ、テレビ放映されるような大舞台のスポーツイベントで活躍できる程のスポーツ万能で将来性のある大学生となれば、それはある意味多くの女性にとっても憧れの男性像でもあった。しかし、それがフレッシュマン若大将になると普通のしがないサラリーマンになってしまう。社会人版は間違いなくファンタジーな魅力に欠けてしまっている。 いきなり、王子のよう大学生が普通のサラリーマンになるのではトーンダウン感は否めず、逆に、青大将の方が、大企業の御曹司でいきなり幹部社員としての入社をするなど、ファンタジー感というか王子感が高いのだが、映画では青大将をひたすらコミカルに描いており、視聴者の共感にかけ離れた設定になっている。   〇若大将の魅力を最大限に引き出せなかった 若大将の魅力を最大限に引き出すには、「たのきゅう」の跡取りになり、「たのきゅう」をどんどん大きくしていくストーリーの方がはるかに視聴者にとって魅力的になる。今でいう IT企業の創業者のように。そして、大企業の御曹司である青大将とのつながり、そして星由里子の大人の魅力漂うヒロイン。この設定なら、多くの人を惹きつけたであろう。  又は、サラリーマンでもスポーツ入社を強調し、そのスポーツで日本又は世界一になり、社長を含めた全社員から祝福を受けるようなストーリーでもよいような。  そうなると、アルプスの若大将などは社会人設定での上映でも良かったのかもしれません。スイスのアルプスを舞台に、世界レベ