投稿

5月, 2023の投稿を表示しています

(音楽で旅を味わう)危険な二人の海外逃避旅行!Taransit in summerオメガトライブ

イメージ
       私自身の個人的な意見なのですが、旅のだいご味は空港とホテル。国際空港に漂う開放感にはいつになってもゾクゾクします。そして、これから異国の街に向かうという不思議な躍動感に包まれます。歌詞の初めに「北ウィング」という言葉が出てきます。この時点で、世界中の様々な街への行先が書かれたビルボードが真っ先に浮かんできます。「クーラーが涼しすぎて少し肩を組んだ」という箇所は、まさに外は汗ばむ暑い夏が浮かんできます。心が和みます~  ♬♬~エアポート 北ウィングクーラーが冷え過ぎてるね。ノースリーブを着ている君が少し右肩を組んだ♬♬~           https://www.youtube.com/watch?  v=Rf1nB3InLzc   空港に飛行機を待っているカップルの雰囲気が上手に描写されています。この情景は圧巻です。どうも逃避行のような海外旅行です。今の時代なら何でもないのですが、この歌が発表された80年代はちょっと勇気がいることで、ちょっと危険な香りのする一種の夢物語でした。 ♬♬~For サザンクロス 二人きりで逃げ出すのさ、For サザンクロス この街から 真夏のトランジット♬♬~  あの時代、このような旅行するのはハネムーン旅行ぐらいのもので、会社勤めの場合には、旅行で長期休暇というのはなかなか取れませんし、周りがそんなことを許す雰囲気ではありません。そんな状況を押し切っている雰囲気が感じ取れます。   ♬♬~ビギニングラブ 強引ねと瞳が責めるけど ビギニングラブ 抱きしめたら 真夏のトランジット♬♬~ なので、少し危険な匂いのするアウトローな歌詞がその頃のリスナーの心に突き刺したものでしょう。  たまには、こういった曲で疑似海外逃避行を想像するのも楽しいものです。今の時代は二人で海外移住しながら、現地採用で働くかリモートワークができるので、この危険さは世代が変わるとなかなか伝わらいものですが~。  そうなると、さわやかなカップルの海外旅行の情景に置き換えることもできます。時代が変わると解釈も変わるものです。でも、この歌の主人公は、今はもう60代です。この二人は歌のように爽やかな雰囲気の男女のまま年を重ねてくれると嬉しいのですが~。

(ファンタジー探訪:ホテル編) 昭和感滲む街で室蘭名物のラーメンと焼き鳥を堪能:室蘭プリンス

イメージ
                   千歳空港からエアポート線にのり、特急北斗にのって約1時間かけて室蘭に向かった。プリンスホテルは、室蘭駅から徒歩5分程度の場所にあり、その途中に駅前の商店街がある。 室蘭の駅周辺は昭和の時代を残像に満ち溢れている。街には鉄鋼が栄えていた頃の商店街が閑古鳥とともに静まり返っている。商店街を歩いている時、いにしえの自分に遭遇したよう様な気持ちなった。ちょうど高度成長期を遠い記憶をとどめるような光景がこのシャッター商店街片隅からに呼び起こされてくる。昭和40年の鉄鋼需要が旺盛だったころは、家族連れでにぎわっていたのであろう。そんな子供の声が聞こえてきそうだ。 日々変わり続けている東京と変れなかった、いや、今後も変わることはないだろう室蘭。どちらも同じ日本である。しかし、そこには異なる時空が流れている。そんな郷愁に浸りながらプリンスホテルに向かう。 〇デパートを改装 このホテルは、かつてはデパートだった建物を改装しホテルにしているとのことだ。そのせいか、建物は古くてもハイソな感じ。所々に老朽化がにじみ出ているレンガ作りが逆に趣を滲み出している。チェックインし、部屋に向かうが昭和の映画のワンシーンを思い起こさせられタイムスリップしたようになる。ちょっとした異次元空間。不思議と石原裕次郎や小林旭の映画の背景と思わせるレトロな空間である。 〇部屋 部屋は、黒を基調としたシックな内装で、それなりに高級感がある。しかし、部屋の中にも寂れた街の残像が自分自身に襲ってくる。何かが寂しい。室蘭の街に全体に、そうした雰囲気がそこらかしこに漂っている。そんな雰囲気に覆われているせいか、優雅なホテル籠りと言う気分にはなれない。そこには化粧を落とした女性のように全ての樹飾りを捨てて、素の自分に向き合うしかなくなってしまうのだ。 そうした事を考えながら就寝し。朝を迎えるのだ。           〇豪華な朝食 このホテルの良いところ、それは他でもないこのホテルの朝食である。朝食では、室蘭名物の室蘭ラーメンと室蘭焼き鳥が食べられる。そして少しだが刺身も何種類か食べられる。私は室蘭ラーメンを小椀で3杯。室蘭焼き鳥を5個食べた。そして、サーモンの刺身などを食べると、大体お腹がいっぱいになる。これらを外で食べたら優に二千円は超えるであろう。まさにお得なバイキングと

(ファンタジー探訪:ホテル編)高級ホテルから横浜港眺める ハイアットリージェンシー横浜

イメージ
  1.横浜港の見える好立地   ハイアットリージェンシーと言えば、言わずと知れた高級ホテル。そして、横浜という立地。それだけでウキウキしてきそうなホテルだ。当然だが、宿泊料金もビジネスホテルとはけた違いだ。それでも、今回は有り金をはたいてこのホテルに泊まってみた、   2.横浜の魅力を凝縮した立地  このホテルに向かうまでの、横浜の幾つかの観光名所に立ち寄った。横浜球場、中華街、山下公園。これだけて立派な横浜巡りになってしまう。中華街では、おいしい中華料理を堪能すると思って散策し、コストパフォーマンスの良さそうな中華料理店に入った。しかし、これが仇になってしまった。値段の分だけ味が落ちてしまった。それから、山下公園沿いを歩いた。 私はそういった散策には興味はわかない。どうもこういった散策になんの喜びを感じない。逆に横浜のハーバーを堪能できるようなカフェで飲んびりしたいが、遠くて歩くのがいやなので、ハイアットリージェンシーにひたすら向かう事になる。   3.イメージとのギャップの外観。  ハイアットリージェンシーに到着する。はじめの感想は、「敷地が狭い!」。庭などのスペースはほとんどなく、ちょっとしたおしゃれなビルという感じだった。これは、都心ではよくあることで、最近できたホテルは庭とかはない。または合っても猫の額みたいなものである。その点、老舗のニューオオタニ、帝国ホテルなどが敷地も広く、これぞ一流ホテルという風格に満ちている。  そう思うと。「ハイアットリージェンシー」クラスのホテルなら、建物だけでなくそれなりの敷地の美しさも欲しいものだ。   4.チェックインのトラブル  私は、1泊朝食と昼食付のプランを予約した。しかし、チェックインする際に朝食はないと言われ口論になった。ネットの予約情報を印刷したのを見せたが、フロントはこれはネット掲載ミスだと言ってきた。なので、朝食か昼食のどちらかを選んでくれと言われた。しかし、予約票は両方と明記をされているので両方にすると言ったら、ホテル側が降りて、次の日は朝食と昼食を食べることになった。   5.期待通りの部屋に感動     横浜の街巡りにも興味がないので、ここからはホテル籠りである。部屋はさすが言って良いほどの内装で、さすが高級ホテルという感じであった。アメニティも充実しコ

(音楽評論)大瀧詠一にとっての「A Long Vacation」 その2

イメージ
  〇崖っぷちのアルバム 「A Long Vacation」前の大瀧詠一はまさに崖っぷちであった。それは福生スタジオで制作したナイアガラ作品のセールスがさんざんで店じまいする一方で、気が付けば、かつての仲間(細野晴臣、松本隆、山下達郎、シャネルズ、そしてティン・パン・がレー 等を通じた松任谷由美など)がメジャーに昇格していた。  まるで説教がましい売れないお笑い芸人が、次々と説教をしていた後輩に追い抜かれていくように、心情的に追い込まれていった。そしてこれで駄目なら引退まで覚悟した崖っぷちの作品が「A Long Vacation」だという皮肉である。  実際、はっぴいえんどの作品でも、大瀧の作品がメンバーの中で最も輝いていた。それにもかかわらず、どんなに頑張っても結果が出ない現状は、本人にとって相当つらいものであった事は想像に難くない。   〇松本隆の歌詞に助けられた  このアルバムが売れたのは松本隆の秀逸な歌詞の世界感によるものは否定できない。  なぜ、そのようなこと断言できるのかというと、「A LONG VACATION 40th Anniversary Edition」で、セッション音源をオプションにつけているのだが、この演奏は本番とほぼ変わらない。しかし、作品の魅力は本リリース版とは比べ物にならないほど低い。おそらくであるが、このアルバムが他の作詞家なら間違いなく、大ヒットはおぼつかなかったであろうことを示唆しているのだ。  その中でも「スピーチバルーン」「恋するカレン」の原曲は、スラップスティックが「デッキ・チェア」、「浜辺のジュリエット」で提供しているが、これら作品は正直いって、凡庸の域を超えていない。  「A Long Vacation」の作品群は、松本隆の世界観によって、作品の魅力を大きく引き伸ばしたことを裏付ける貴重な資料でもある。  当然だが、大瀧詠一自身がこのことを一番よく知っていたはずである。つまり、あのような音源は急死により、彼の音源ライブラリーが手つかずで残っていたからの結果にすぎず、もし彼が長い病床の上で亡くなっていたら、それら音源を破棄していたことは想像に難くない。   〇ナイアガラサウンドの効果  大瀧詠一は、「A Long Vacation」以前の作品も「A Long Vacat

(ファンタジー探訪:ホテル編)お台場の散策:グランドニッコー台場ホテル

イメージ
 1,超格安での超高級ホテル これは、2011年に宿泊した追憶の記録です。なんで、そんな古いセピア色の思い出をここに載せるのでしょう。それは朝食とランチ込で1人当たり一泊8千円という想像を絶するような値段で予約できたからです。それも稼ぎ時の8月のお盆前です。ちょうどアベノミクス前で、東日本大震災の傷跡が残っていて、日本経済が低迷していた頃。この頃はホテル業界も相当大変だったようです。今ならその3~5倍の値段でないと宿泊できません。 このホテルは、その当時は グランデパシフィックLE DAIBAという名称で、その後オークラ・ニッコーの傘下に組込まれたことを考えると、こんな値段で泊まれることはもう二度とないでしょう。 誤解のないように付け加えておきますと、この予約はリロホールディングスの福利厚生クラブを利用しました。どう見ても、この会社の営業の価格交渉力の賜物だったようにも感じられます。  とはいえ、リーマンショック頃までは、東京の一流ホテルもそれなりの金額で泊まれました。今は取り壊されましたが赤坂プリンスホテルが朝夕食付きで1万円とプランは「じゃらん」に掲載されていたこともあります。今思うと、あの頃にタイムスリップして一流ホテルを堪能し尽くしたいものです。 2.豪華なエントランス、そして豪勢なランチ  このホテルの凄いところは豪華なエントランス。正直言うと私自身が今になって、このホテルのエントランスの凄さをひしひしと感じるようになったのです。まるでドラえもんののび太ように自分の感覚がずれています。  そして、ホテルについた後に食べたランチも良かったです。ブッフェの食材が多岐に渡る事もさることながら、おいしいスイーツも豊富で食べ放題なので食べきれないほど食べつくしました。 3.十分すぎる広い部屋 部屋は33㎡で十分過ぎるくらいの広さでした。そして、窓からはお台場の景色や夜景が堪能できます。それだけでなく、浴槽は大理石仕様でとっても豪華でした。まさしく一流ホテル中の一流の風格というものです。浴槽からはステレオのように鳴り響くテレビの音源を楽しめます。浴槽タイムも最高でした。 4.フジテレビ見学 フジテレビが近いので見学に行きました。笑っていいとものブースではタモリ人形と記念写真、そしてサザエさんブースでも記念写真を撮りました。お土産屋のサザエさんショップではタマの貯金箱を