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11月, 2022の投稿を表示しています

(ファンタジー探訪:ホテル編)東京の下町の風情を堪能:第一ホテル(両国)

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  1.老舗の名門ホテル  第一ホテル(両国)の印象は、外観が立派だが、内装は老朽化くたびれているというものだった。さらに 閑散期には4千円程度で泊まれるのに、 大晦日に宿泊したので一人当たり 1 万円の宿泊費だった。はっきり言えば高すぎた。 でも、欧米の高級ホテルが日本に進出して、国内の準クラスの高級ホテルが駆逐されています。このホテルは頑張ってほしいと言う応援の気持ちはあります。   2.下町情緒を堪能  両国駅を降りると直ぐ傍に両国国士舘があり、その横に江戸博物館があり、江戸時代の暮らしを堪能する事ができます。さらに、この街を散策すると昭和にタイムトリップしたような、不思議と下町の昭和の情緒が溢れています。住宅街も昭和の香りを漂わせ、言葉を変えれば老朽化した家が多いという事も言えますが、ある意味昭和の東京です。こういう新宿や銀座と異なる雰囲気を内包している所に東京の魅力があるような気がしてなりません。 wikipediaより  私は、両国公園で勝海舟の生誕の地とその近くにあの赤穂浪士の吉良邸を見に行きました。両国公園では福沢諭吉の若い時の写真がありました。なかなかのイケメンです。吉良邸の本所松坂町公園は小さかったです。でも、大みそかのうす暗い夕方に行ったので不思議とコワイと言う気分になりした。   3第一ホテル(両国)に到着  第一ホテルは名門です。新橋にあるホテルは未だに泊まったことはありませがまさに名門そのものです。両国のホテルも外観は素敵です。しかし、一歩中に入ると老朽感は否めません。ちょっと高度成長期時代の昭和を感じさせます。なので、昭和の名残を残した名門ホテルと形容したほうが正解なのかもしれません。昭和の雰囲気の街に昭和の香りのする老舗ホテル。なんかいい感じですね~。でも創業は 2000 年ということでちょっと噛み合っていないような感じで。。。。創業時から見るにもっとファッショナブルであっても良いのですが。おそらく、その前に他のホテルが営業していて、それを吸収して第一ホテルのブランドを付けたと考えるのが妥当でしょう。   第一ホテル両国HPより  部屋に入ってもその印象は変わりません。部屋の壁紙やテレビ代もなんか老朽感を感じさせます。このように築古いホテルは部屋の劣化も止められません。ベッドのシーツももう少しカラフルな色ならいいが、シーツ自体がちょっ

(音楽で旅を味わう)地中海の夏の夜を妄想 「Another summer」オメガトライブ

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    1986 年に杉山清貴&オメガトライブが大ヒットシングル「二人の夏物語」をひっさげて発表したアルバム。生活感のないジャケットがこの上なくおしゃれな感覚に引き込んでくれます。 1.海や都会をベースにした日本版 AOR  正直に申しますと、彼らの音楽は、ジャケットほどのクオリティはありません。海や都会をベースにしながらも実態は歌謡曲的な要素が強い日本版 AOR です。しかし、このアルバムのサウンドの持つ透明感は、このジャケットと同様に洗練された響きを感じさせます。さらに、サックスの音色が所々で効果的な夏の情感を心地よく漂わせてくれます。歌詞もドロドロした感情表現がそれほどないので、比較的あっさりと聞き流すことができます。でも歌詞の世界は日本そのものでジャケットとの相違がちょっとありすぎという感じですが。 2.魅力的なジャケット  このアルバムの魅力はなんといっても高台からギリシャの漁港を映したアルバムジャケットです。素敵なジャケットです。地中海の特徴である白を基調とした漁港の上品な美しさには言葉がでません。こういった格調高き情景は、西欧文明の凄さであり、もの寂しさを漂わす日本の漁港と文化レベルの差を見せつけられます。  このジャケットのような高台のカフェでワインでも飲みながらゆったりとディナーを楽しみたいものです。でも、ここに住んでいる人はそれが日常なんです。なんとも羨ましい限りです。   3.バブルの残像 このアルバムはまさにバブルの残像です。今の日本では、このような生活感のないコンセプトの作品は場違いでしょう。それを支持するリスナー層も限られたものになるので商業的な成功すら出来ません。そういったこともあるので、このアルバムを今もって聴いているのは、その当時の大学生から中学生のファン層くらいでしょう。  しかし、この陶酔した情景こそ、私が追い求めている世界感です。そして、現実に向き合うのではなく躁感覚にさせるエレガントな情景こそ、私が日頃求めている音楽観なのです。 4.東南アジアのリゾート地で聴きたい  私にとってのこのアルバムはギリシャの港を楽しむ前に、東南アジアのリゾート地でちょっとしたホテルに宿泊し、ちょっとした生活感のないリゾートライフを謳歌することと重ねあわせたいです。ダナンなどのリゾート地でのホテルの朝。そういう

(ファンタジー探訪:空港/飛行機編)AIRDOに乗った感想

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  1 . ANAの提携便としてAIRDOに搭乗   ANA往復でチケットを手配し、少しでも早く帰りたかったので便を早めようとしたらAIRDOしかなくそのまま変更。正直AIRDOは過去に何回か利用したことがあり、特に深く印象に残るようなことはなかったのですが、しかし、今回少し様子が異なりました。   2.AIRDOの乗り心地 結論つければ、年を取ったせいなのかもしれませんが、今回は初めてANAとAIRDOの差は歴然と感じてしまったのです。単なる普通席にも関わらず乗り心地に大きな相違を感じました。年を重ねてくると窮屈な空間への耐性が無くなってしまうようで、数年前は何も感じなかったことが、なぜかストレスに感じるようになりました。 LCCだと思って乗ればそれまでですが、料金はANA料金です。そう思うからこそ、辛辣な感想となります。    ① 飛行機が小さいので、通路は真ん中のみ。満席だと席に到達するだけでも一苦労。トイレに行くために席を離れるのも一苦労、今回は、飛行機に乗る前にトイレに行って良かったとつくづく感じたものです。 ② ANAより座席の幅は狭いので満席になると窮屈感が半端ない。そして、満席だと降機も一苦労です。機内を出るための通路も狭すぎ。よくこんな狭い空間にたくさんの人を押し込め込んだものだとちょっと幻滅してしまいました。     こうなるとANAの普通席のほうが、通路は広いし、なんか上品で居心地の良さを感じます。ANAのジャンボの 横幅は3列 - 4列 - 3列で二つの通路があります。AIRDOは3列 - 3列機で飛行機の機体が古い。 こういう所が価格差として表れのでしょう。 昔、相当昔ですが、JALは二階仕様の飛行機に乗ったことがあった。あの時のもの凄い躁快感を味わいました。乗っているだけで何がなんだかわからないは心地よさを感じたのを覚えています。それ以来、私は飛行機に乗るならジャンボ機に限ると思いました。    覚悟すればストレスはたまらないのですが、覚悟しないと結構つらいものです。この表現妥当かどうかわかりませんが、LCCクラスはただ移動するだけと覚悟して登場します。LCCは空飛ぶ高速バスです。そう割り切って飛行機に乗ればストレスは溜まりません。     3.閑散こそ最高  でも、これが仮に搭乗率が 50% 程度なら、そしてシートも横に誰もいないなら、

(ファンタジー探訪:空港/飛行機編)久しぶりの飛行機搭乗(羽田-千歳便)

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  1.久しぶりの羽田空港  久しぶりに羽田 - 札幌便に乗りました。今となってはプレミアム会員も SFC カードを持っていない私は、ラウンジの利用やプレミアムクラスのアップグレードもできないので、単に空港に向かって飛行機に乗るだけです。なので、飛行機が離陸する 30 分前に空港に到着し、出発するゲートに向かいます。 今回は、出発の 20 分前に空港についたので、そこから5分もしないうちに搭乗がはじまり飛行機に乗りました。   2.搭乗便は満席 当便はあいにく満席でした。コロナ禍の影響も収束してきたということなのでしょう。それはそれで良いことなのですが、機内は窮屈に感じてしょうがありません。 とはいっても、ANAだけあって、飛行機の雰囲気は不思議と居心地の良さを感じさせます。  まあ~、本当はプレミアムクラスで最高の時間を過ごしたいところですが、ANAはプレミアムクラスを追加注文すると1万円以上の追加料金を払わなくてはいけません。それは、ちょっと無理ですという感じです。   3.あっと言う間の搭乗時間  機内では、CAからイヤホンをいただいて、ANAオーディオプログラムでJAZZ番組を楽しむのですが、この番組はなくなり、聴きたい番組がなくなりました。そうなるとPCを立ち上げて自分の世界に没頭します。そうしているうちにドリンクサービスがくるので、オニオンビーフのスープをオーダーします。スープを堪能した後は、またPCで自分の世界に没頭。そうしているうちに千歳空港に到着。あっと言う間です。   3.正規料金のバカ高さ    羽田 - 千歳空港の正規料金は、片道だと通常: 37,500 円、繁忙期だと 39,900 円です。往復だと通常:札幌(新千歳)  34,500 円、通常: 35,900 円です。非常に高いです。 個人客はあの手この手を使うことで、この半分以下の金額で利用している人がほとんどでしょう。このように考えると、ANAとJALはビジネス用途で経営が成り立っていることがわかります。  僅か 90 分の飛行時間であるということを考えると、個人用途なら国内線は搭乗時間が短いのでLCCの利用価値も高いと感じるようになりました。 逆に海外便は、サービスに乏しいLCCではちょっと味気ないので、食事もアルコールも飲めるANAやJALなどの大手航空会社を利用したいものです。