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(ファンタジー探訪:ホテル編)生活感漂う街に包まれたロイヤルパインズホテル浦和

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  〇このホテルは、某福利厚生サービス会社から予約した。理由は、宿泊金額が12月30日にも関わらず朝食をつけて7千円程度だったからである。ネットでパインズホテルを調べると、都心なら間違いなくその価格帯の2倍に設定しても不思議ではないほどのグレードに感じた。それくらい施設のしっかりしたホテルである。そういう面では非常にお得感のあるホテルと思って予約した。   〇浦和の立地 しかし、そのお得感は浦和の駅を降りると納得に代わる。浦和の駅周辺は、どう見てもホテル籠りには程遠く、生活感の溢れる住宅街という日常が目の間に満ち溢れているからだ。これがホテルスティの居心地を半減させてしまう。しかし、角度を変えれば、外国人なら日本人の下町に近い日常を味わえるホテルとして好評になるのではと思ったりもした。   〇日常の中の非日常  このホテルは京浜東北線から徒歩7分程度に位置している。ホテルまでは、浦和の駅周辺の日常感あふれる商店街などを堪能することができる。堪能と知っても、これは外国人からの試練であり、日本人から見ればどこにでも見られる商店街に過ぎない。しかし、グレードの良いいホテルそういった街並みも意識しながら非日常を売りにした商売に過ぎない。このホテルは日本人の日常空間のど真ん中に立地している。  しかし、いったんホテルの中に入ると非日常的な空間に代わり、まさに日常の中の非日常を味わうことになる。 〇西欧人からみたアジアの街並み  ホテルを出て散歩すると、そこには間違いなく浦和の日常とぶつかり合ってしまう。浦和駅周辺は、そもそもビジネス街ではないので、生活感の漂う商店街が立ち並んでいる。特に年末は、師走の買い物に精を出す人たちに囲まれ、ホテルで日常を忘れたいのに日常の自分に呼び戻された感じになってしまう。  しかし、外国人から見たら東洋のオリエンタルな雰囲気を十分に楽しむことができる。日本はG7の加盟国であり、世界第三位の経済大国といっても西欧人から見たらこの空間は東南アジアや東アジアに通じるアジアの空間なのだ。そんな情緒を楽しみながら。彼らの要求するクオリティを満たすホテルも滞在する。外国人からみたら、旅行パックや観光名所にあるような日本ではなく、一般的な日本人の日常生活を堪能できる非常に満足いく空間になろう。