「巨人の星」で昭和の高度成長期にタイムスリップ

Youtubeで巨人の星157号~161号を見た。このマンガの面白いところは、現実の巨人などのプロ野球選手を描きながら星飛雄馬や花形満などを仮想的な人物を組み込んでいる点だ。 
 なので、アニメに川上監督、長嶋、王などがそのままで出てくる。
  このアニメはとにかく昭和を強調している。星一家の長屋。まさに高度成長期まで続いた庶民のバラック長屋のそのもの。
しかし、アニメも後半になると都市開発により、バラック長屋が消え、次第に今の日本を形成されていく姿も垣間見れます。
そして、その頃の映画によく出てくるであろう。左門の極貧家庭。幼い弟や妹などを左門が一家の大黒柱となって養う健気さ。その一方で、花形や伴のような大企業の御曹司の豪邸住まいなど、圧倒的ともいえる貧富の差を描いている。 
  あと、星春江や星明子など、美人かつ典型的な大和撫子。こういった耐える女性像というのは、今の日本では絶滅危惧種です。  
 繁華街などでのけんかシーンが多いのも特徴。まあ~、梶原一騎もその手の人だったので。  
 この作品は多くの人を惹きつけるだけの優れた物語の展開をしており、そういった点では梶原一騎の才能に感服してしまいます。
 

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