(ファンタジー探訪:ホテル編)大阪を代表する激安コスパホテル ホテル関西


1.私のホテル滞在のスタンス

ホテルは、自分の時間を満喫できる空間。これに安く泊まれればなおさらOK!僅か十時間程度の滞在ながら一瞬の自分だけの時間を味わえる。しかし、それで宿泊費が数万円するホテルを選んだら、時間当たりの滞在費にぞっとしてしまう。しかし、安いからと言って、ホテル籠りが出来ないような汚いホテルはお断りだ。年をとってくると、いいや自分の性格なのかもしれないが、人と話している時間より自分の内省化した世界に籠るほうが楽しい。なぜって、話下手な私にとって人との会話はストレスにもなってしまうからだ。なので、程よいホテルに籠って、JAZZを聞きながらひたすら居心地の良い空間で内省化した時間を堪能する。これが自分にとって最高の贅沢となる。さらに、朝食も充実していないと寂しい。おいしい朝食を食べ、その後はカフェのような時間を楽しむ。私は、そんなホテルを探すオタクであり、ストレンジャー気取りを陶酔しながらホテルにチェックインする自分がそこにある。


2.出張時のホテル利用

出張の場合、ホテルにチェックインするのは大抵夜の早くて7時、遅いと9時過ぎにもなる。さらには、同僚との出張の場合、その後に飲みを兼ねた食事会が催されるので、ほとんどは寝る場所程度になる。そんな短時間の滞在に対し、グレードの高いホテルに泊まるのはコストパフォーマンスが悪いものです。

 なので、私は多少設備が古くても安いホテル選んでいた。この理由として出張手当より安いホテルに泊まれば、その差額は自分の懐に入る。飲みにいっても黒字になる。しかし、若い時はそういった差額狙いで老朽化が著しいホテルに泊まれたものだが、さすがに今はそんなことはできない。年齢を重ねるとどうしても潔癖症になってしまう。

 もう一つのホテル選びのこだわりは、それは出張であっても、朝食、特にバイキング付きである。やはり、素泊まりでの滞在は味気ないのである。朝、おいしい食事を取って、おいしいコーヒーを飲んで心を豊かにしてから仕事をしないとなんか味気ないものである。


3.ホテル関西

 

関西ホテルは、大阪駅から10分程度の梅田の歓楽街にある。このホテルのポイントは、カプセルホテル並みの激安ホテル。まあ~。外国人から見たら、バックパッカーが喜びそうなホテルである。コロナ前は、中国や韓国系の宿泊客で溢れかえっていたのを覚えている。カップルも少なくない。でも、これって逆の視点だと、日本人カップルが東南アジアでバックパッカー宿を利用するのと同じ感覚なんでしょう。このホテルのロビーには、コロナ前は国際色豊かな人たちで賑わっていた。

 

 私がこのホテルをかつて選んでいた理由。それは、大阪の立地ながら個室のあるホテルかつ朝食付きで3千台~4千台という激安さだったこと。この値段なら出張旅費の大部分が自分の懐に入る。しかし、「利用していた」と過去形になっているのは、このホテルは格安だけあって、ロビーを除けば設備は相当老朽化していたこと。若い(実際にはそんな若くないけど)頃は、節約する一心で老朽化を気にせず泊まっていた。これは外国に行って安宿に泊まるのと同じ感覚で泊まっていたようなもので、不思議とそんな施設が新鮮に映ったものでもある。

今の私なら、海外旅行でさえバックパッカー用のホテルを敬遠してしまう。ホテルに快適さを求めてしまうのだ。

4.極上のバイキング

 このホテルの朝食バイキングなどの食事面のサービスには驚くべきものがある。例えば、時々、簡単な夕食(カレー)を食べられたりすることがある。このカレーが高級レストラン並みにうまい、JALのサクララウンジのカレーにも対抗できるほどの味。それが無料で食べられる。具らしきものはほとんどなくてもとにかく病みつきになるくらい上品な味のルーだった。私は、このうまさに驚嘆し思わず三杯も食べてしまった。このルーをレストランで食べたら、間違いなく1000円は下らないであろう。C&Cみたいな庶民味ではない。高級な味覚である。それ以外に、夜の12時までコーヒー等も自由に飲める。なので、結構いいことずくめである。

 朝食も、バイキング形式でおかずの種類も多い。それに、うどんや果てはソフトクリームまで用意されている。私は、朝食では、まずソフトクリームを2つ食べる。それから、うどんを食べ、その後、バイキング形式の朝食を取る。その後、ヨーグルト、牛乳、コーヒーを飲んで朝食を終える。ここぞとのばかりに結構な量を食べしまう。そう考えると、食事の楽しみだけにこのホテルを選んでいたものである。

5.ホテルの戦略

 このホテルは、外国人向けにはバックパッカーや若年旅行者向けのリーズナブルな宿泊施設という戦略をとっている。日本の若者が大阪旅行を安く仕上げる時に利用するホテルでもある。梅田の歓楽街もすぐ目の前にあり、それを目当てにする人には最高の立地かもしれない。。。。

 

ただ、設備の老朽化は激しく、ユニットバスの浴槽とトイレなどは狭く古い。それは部屋の壁も同じ。そういった点ではホテル籠りに値するホテルではない。大阪観光を目一杯楽しんで眠るだけのホテルと割切ったり、出張で夜8時以降にチェックインをし次の日の8時前にホテルをチェックアウトする位なら利用する価値は高い。

 WI-FIだって完備されている。かつては外国人の観光客向けにスマホを部屋に備え付けていた。私は、そのスマホでネットサーフィン三昧を楽しんだ。

 私はこのホテルのおかげで出張代を少しでも多く浮かすことができた。大変お世話になったホテルである。そういった意味では思い出深く、このホテルには感謝の気持ちで一杯である。


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