円安で海外生活は遠くなりにけり
かつては、日本の物価が世界一高いと時代もあった。そして、日本の10万円が海外では30万、いや50万以上の価値があるほど円の価値が高かった。
ところがアベノミクの結果、日本の物価は今や東南アジアとほぼ等価。欧米なら半値以下。よくぞ日本もここまで落ちぶれてしまったもんだと思ってしまう。
そうなると、東南アジアに住んで日本より良い暮らしをしようと思ったら、そこには日本と同じくらいのコストがかかってしまう。日本と同レベルの食事をしようとした日本以上にコストがかかってしまう。私はそんなコストをかけてまで東南アジアに行きたいとは思わない。さらに、安く済まそうとしたら、口に合わない食事との戦いになる。さらに衛生面などアジア独特の汚さと隣り合わせになってしまう。私自身はそんな環境に耐えられない。
そうなると日本国内での生活の仕方を工夫するしかなくなる。まず、やはり世界に誇る日本の定食屋が提供するB級グルメを堪能することだろう。これらB級グルメは値段と料理の質がアンバランスであることも多い。なぜなら店主が長年にわたって築き上げた味付けに他ならないからだ。正直に日本国内なら、どこの店に入っても味は程々に保証されている。だから、飛び込みで各店を廻ってもハズレにはなりにくい。その他、地方のビジネスホテルである。建物は老朽化しているかもしれないが、夜食サービス、大浴場、そして以外に豪華な朝食サービスなどを比較的安い値段で楽しむことができるからだ。あとはホテルのカフェ巡りなども楽しそうだ。
そうなると海外旅行はお得なフルサービスキャリアの航空券を取得し、空港ラウンジを堪能し、現地でも比較的良いホテルに泊まる小旅行に徹するのも一つの選択肢となる。
本当なら、東南アジアで3か月から半年くらい、タワーマンションみたいな施設に滞在し、ちょっとおしゃれなバーやクラブを堪能するなど比較的優雅な生活をおくりたいのだが、この円安では如何しがたいところまで日本円や物価水準が落ちぶれてしまったのだから。
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