ホテルマイステイズで夜の高速を眺める 新大阪

 今回もJR東海ツアーズのパックツアーで大阪までやってきた。ホテルの選定理由はそれなりに綺麗そうで、朝食がよさそうな反面パック料金が安かったこと。さらに新大阪駅周辺のホテルに泊まるのは初めてであったことも要因だ。費用は、新幹線ののぞみ(往復)とこのホテル代で2万8千円。とてもお得な内容だ。

 ホテルマイステイズは、ウィークリーマンションツカサを源流としている。どちらかというとデザイナーズホテルのような独自性で展開しているようなホテルらしい。そういうことはどうでもよいが、どういった背景のホテル化は一応メモをした。



〇ホテルの感触

 新大阪駅から歩いて5分程度でホテルについた。ホテルの場所をアピールするのかは分からないが、道端の壁に、「ホテルマイステイズ」という文字を打っていた。そのわきを歩いてホテルのフロントに向かう。フロントもおしゃれで好感できようなシックな創りだった。そして部屋に行くまでの雰囲気も同様にシック。値段の割にしっかりとした演出がなされているようだ。



 そうしているうちに部屋につく、部屋はいたって普通。値段相応ともいえるが古びて傷んでいるようではなかった。それとこういったビジネスホテルにありがちではるが部屋は狭すぎた。



ビジネスホテルの部屋は総じて狭いが10㎡ともなると正直狭すぎであるとの印象はぬぐえない。外人から見るとこのコンパクトさこそ、まさに日本文化というものなのであろう。



 しかし、窓から高速道路が見えるのがとてもよい。まさに都会のホテルという感じで、私は高速道路から聞こえてくる車の騒音に包まれて眠ることが以外にも好きなのである。そして、まどから高速の夜景を見ると不思議な躍動感に包まれてもくるのである。

 この部屋だけでは、ホテル籠りは物足りないが、窓の高速道路の風景を眺めながら、目の前にPCを置いてジャズを聴けば、それなりに気持ちの良いホテルライフはできる。

 私は、こういった何気なく過ごす時間が好きである。ネットサーフィンでは、Youtubeで読売テレビの黒木アナのインド訪問の動画を見ていた。インドの強みはIT技術の強さ。そういった点では、インド人はこれから中国に追いつけと世界に羽ばたいていく事は間違いない。

 その後、9時頃に寝て、朝3時に目が覚めてしまった。そして窓から高速を見る。深夜の高速もなんともいとおしい。私はその後、浴槽を暗くしながら軽くうたた寝をした。これが気持ちよく気が付くと6時近くになっていた。



〇豪華な朝食

 ここのホテルを選んだ理由はなんといっても豪華な朝食。ホテルの朝食は2時間ほどかけてゆっくり食べたいものである。朝食で目に付いたのは、すき焼きとタコ焼き。すき焼きでご飯の上にのせ、たこ焼きを10個程度食べた。当然だが、これだけ食べればおなか一杯になる。あとは、月並みな品を食べて、そしてコーヒーとトマトジュースをそれぞれ2杯ずついただき、ゆっくりと外の風景を眺めて、落ち着いた時間を満喫した。

 この朝食会場で気になったのは、7割くらいが大学生かそれに近い社会人で埋め尽くされていたということである。大学生向けのサークルの宿泊場所として活用されているのではふと思ってしまった。

 そんな思いにふけながら、コーヒーを片手に外の景色を眺めていた。



〇新大阪駅南口の昭和感

 チェックアウト後、新大阪駅の南口に向かった。朝方ではあるが、新大阪駅は昭和40年~50年代を思わせるような時空間に包まれているようだった。ここの建物が1970年頃に建てられたからであろうか、そんな雰囲気が漂ってくる。私はちょっとタイムスリップをしたような感じに駆られた。写真を数枚とってみた。しかし、用事があるので足早に新大阪駅にホームに向かった。朝の新大阪駅はそれなりに混んでいた。そこで時間が今に戻ったようだ。そこには、東京と同じ通勤時間の混雑があった。





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