(音楽で旅を味わう)危険な二人の海外逃避旅行!Taransit in summerオメガトライブ

  

   私自身の個人的な意見なのですが、旅のだいご味は空港とホテル。国際空港に漂う開放感にはいつになってもゾクゾクします。そして、これから異国の街に向かうという不思議な躍動感に包まれます。歌詞の初めに「北ウィング」という言葉が出てきます。この時点で、世界中の様々な街への行先が書かれたビルボードが真っ先に浮かんできます。「クーラーが涼しすぎて少し肩を組んだ」という箇所は、まさに外は汗ばむ暑い夏が浮かんできます。心が和みます~

 ♬♬~エアポート 北ウィングクーラーが冷え過ぎてるね。ノースリーブを着ている君が少し右肩を組んだ♬♬~

  

      https://www.youtube.com/watch?  v=Rf1nB3InLzc

  空港に飛行機を待っているカップルの雰囲気が上手に描写されています。この情景は圧巻です。どうも逃避行のような海外旅行です。今の時代なら何でもないのですが、この歌が発表された80年代はちょっと勇気がいることで、ちょっと危険な香りのする一種の夢物語でした。

♬♬~For サザンクロス 二人きりで逃げ出すのさ、For サザンクロス この街から 真夏のトランジット♬♬~

 あの時代、このような旅行するのはハネムーン旅行ぐらいのもので、会社勤めの場合には、旅行で長期休暇というのはなかなか取れませんし、周りがそんなことを許す雰囲気ではありません。そんな状況を押し切っている雰囲気が感じ取れます。 

 ♬♬~ビギニングラブ 強引ねと瞳が責めるけど ビギニングラブ 抱きしめたら 真夏のトランジット♬♬~

なので、少し危険な匂いのするアウトローな歌詞がその頃のリスナーの心に突き刺したものでしょう。

 たまには、こういった曲で疑似海外逃避行を想像するのも楽しいものです。今の時代は二人で海外移住しながら、現地採用で働くかリモートワークができるので、この危険さは世代が変わるとなかなか伝わらいものですが~。

 そうなると、さわやかなカップルの海外旅行の情景に置き換えることもできます。時代が変わると解釈も変わるものです。でも、この歌の主人公は、今はもう60代です。この二人は歌のように爽やかな雰囲気の男女のまま年を重ねてくれると嬉しいのですが~。


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