(ファンタジー探訪:ホテル編)70年代にノスタルジック:ホテル京阪

 

1ホテルに漂うアジア感

 なんか東南アジアの格安パックツアーのBクラスホテルのような雰囲気を漂わせるホテル。それが、なんとも私の心を癒してくれる。ホテルに漂うアジア感。どこから発するのかとふと考える、1979年に竣工したことにカギがありそうだ。一昔前のドラマでエリートではないサラリーマンが利用するような雰囲気。それが逆に、ちょっとした東南アジアや香港などのプチ海外B~Cクラスホテルを私の中で勝手に想像させてくる。

こういった場所でビリージョエルのストレンジャーを聴いたら最高!寂れたニューヨークと重ねあわせると、自分の中で不思議な陶酔を呼び起こしそうです。


2.淀川を眺める

 天満橋駅のすぐ近くに淀川があります。大阪というちょっと猥雑な街の中にある淀川のリバーサイドの眺めが私を不思議な気分にさせてくれます。外国ならこういったリバーサイドには、お酒の飲める店を用意して、風光明媚な気分を演出しますが、日本ではそういう演出をはあまり見たことはありません。


ここをちょっと歩けば、大阪城が見えます。観光好きにはたまらないのかもしれませんが、そういう観光にはあまり興味がないのでホテルに直行です。

3.ノスタルジックな空間に浸る

 チェックインは、システム機での自動チェックインです。アメニティもかみそりを除けば全てフロントに配置しています。かみそりだけはフロントを呼ばなくてはいけません。ホテルは老舗ですが省力化が進んでいます。結構儲かっているのかもしれません。


そうしているうちに部屋に到着。内装はリニューアルをしているのかそれなりに綺麗です。でも、築古ホテルで改装に限度があるのはユニットバスです。ユニットバスの改装は費用がかさむので躊躇するのでしょう。

部屋は何故かノスタルジック、そして窓からの眺めからも昭和感をにじみ出て、バブル前の昭和ホテルライフという気持ちになりました。あくまでも私の勝手な想像ですが。。。。

アパホテルとか、東横インなどの最近のビジネスホテルとは違う空気がこのホテルには流れているようです。



4.朝食はパス

 朝食を頼もうとしたのですが、11500円ということでパス。このため、朝はヨーグルトとカップラーメンとサバの缶詰めで済ましました。正直、出張利用なのでランチと夕食は外食で美味しいものを食べるので、朝はこの程度であっさり抑えてもなんの問題もありません。

5.都会が一番!

 今回も出張利用ですが、やはりホテルは大阪か東京に限ります。それ以外の街にはプライベートでは行く気になれません。人込みは好きではないのですが、人が多いからこそ、ストレンジャーのように自分の世界に浸れます。地方というのは街が狭いのでどうしても周りを意識してしまい、ストレンジャー気分に浸れません。さらに不思議な寂しさも付きまといます。都会の喧騒に包まれてひっそり自分の身を置いて、カフェで自分の世界に浸り込む。誰も自分の存在すら興味も意識もしない。最高ですね。

 新幹線を降りて、このホテルまでに向かうまでにふとそんなことを考えてました。


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