(ファンタジー探訪:ホテル編)5000円台で高級ホテルに勝る部屋のグレード:ランタナ阪急十三


 1.コストパフォーマンスの良さ

 

 私は、大阪の街を何度か訪れているが大阪の街について殆ど知らない。これは札幌、福岡などでも同じで、私は飛行機や新幹線で目的の都市に移動した後、その後まっすぐにホテルに向かってホテル籠りを楽しむからである。なので、知っていることはホテルまでの道のり程度。そんな私は、旅行サイトでホテル探しをして、「はっ!」と思ったのがこのランタナであった。普通なら1万円は下らないホテル仕様なのに「なんと!」、開業キャンペーン価格(5000円)で泊まれる。それも朝食付きである。

 


2.ラブホテル街に立地 

 梅田の隣駅である阪急十三を降りて、ランタナを探している間にラブホテル街の中に入り込んでしまった。残念ながら、この辺の街について私は何もしらない。分かったのはラブホテルが密集している場所だということだ。阪急十三は東京ならどこらへんにあたるのであろう。なんか渋谷円山町なんて気持ちにもなったが、その辺の事情に疎いのでよくわからない。

 このようにラブホテル街ということもあり、私はラブホテルを予約したのではないか言う気持ちになってしまった。それでも「ま、いいか」と思っては見たもののカップルが愛を交わす目的で利用する施設に真面目な私がホテル籠りをする。ちょっと心境は複雑。そんなことを考えながらホテル前に到着。幸いにも普通のホテルだったので安心した。チェックイン時や朝食時に周りの宿泊者を見渡したが、普通のビジネスマンがほとんどで、おそらく私と同じ理由でこのホテルを選んだのであろう。

 

3.ホテル籠り

 こういった事もあり、チェックインは7時過ぎになってしまった。ゆっくりとホテルライフを満喫できそうだ。まず部屋に入り部屋の内装に満足し、テレビを付けてみた。CNN、中華や韓国向けの放送はなく、BS放送だけだったと記憶している。私はBS放送を付けっぱなしで、食事の準備に入った。食事といってもカップ焼きそばとおにぎりと味噌汁とオレンジ。自慢出来たものではない。旅の醍醐味は、「孤独のグルメ」のように現地のおいしそうな隠れた名店を探して、「その独特な味付けを舌鼓みする。」ことであろう。それに対し私は質素な食事。これを何と表現してよいのか分からない。


https://www.lantana-osaka.com/から引用

 食事が終わったら、浴槽でネットサーフィンをしながら旅の疲れをとる。これが最高のリフレッシュでありホテルライフの醍醐味になる。そんな気持ちに酔いしれている内にPM930分位になった。私の宿泊した部屋はユニットバスではありません。浴槽は独立しているので、ゆったりとした空間での入浴を味わう事が出来た。しかし体は疲れていたようで浴槽を上がるころには睡魔が襲ってきた。ベッドに横たわるとそのまま眠りについてしまった。ベッドの寝心地も最高だった。なんとも贅沢な時間を過ごさせてもらった。

 

朝食はバイキング形式であるが、品数はそんなに多くなかった。でも、タコ焼きがあったので、ここぞとばかり思う存分にタコ焼きを食べた。恐らく十数個は食べたであろう。「旨かった!」。さすがに5000円で豪華な部屋にタコ焼き食べ放題は十分すぎるほどのおつりだ。(一応2回目の宿泊では、タコ焼きはありませんでした)。

 

https://www.lantana-osaka.com/から引用
4.感想

 このホテルを考えた時、ラブホテル街という立地が内装の素晴らしさにも関わらず比較的廉価な値段設定をしている理由であろう。たぶん!私がこのホテルに宿泊したのは2018年であり、その当時は5000円と言うのは相当激安だった。まともな内装のホテルは宿泊料金が1万円を優に超えていたからである。これは私の推測であるが、このホテルは海外からの観光客を見込んだ開業であろう。しかし、コロナ禍もあって海外からの観光客は見込めず、2022年時点の宿泊料金もあの頃とそれほど変わらない。そういった意味では今もってコスパの良いホテルである。日本人がターゲットになると立地場所の関係で家族連れなどは難しく、利用層に制限が入ってしまう。しかし、私のホテル籠りと言う面では申し分ない。折を見て、また宿泊したいホテルでもある。

 

https://www.lantana-osaka.com/から引用


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