(ファンタジー探訪:空港/飛行機編)ANAプレミアムパスという幻の桃源郷パス

 

飛行機のファーストクラスに乗る。これは飛行機好きにとってはこの時間は至福なものです。私も、ファーストクラスやビジネスクラスで旅行したいものです。そんな上級席のプレミアキャンペーンとして、2008年にANAは飛行機を使う事が多い企業幹部や富裕層を対象に、「1年間プレミアムクラス乗り放題」というプレミアムパスを1枚当たり300万円で限定300\枚を販売しました。


 なんと、羨ましい企画ですが、どのような人がこのパスを購入したのでしょうか。その手掛かりになるのが以下のサイトです。非常に貴重なサイトです。
敏ぼんの諸国漫遊飛行機旅(https://blog.goo.ne.jp/toshibon_1949)
 詳しい内容はサイトを読んで頂くとして、敏ぼんさんは、1年間に渡ってプレミアムクラスを乗り倒したようです。その搭乗回数は1302回。定価にすると4700万円分だけでなく238万分のマイルが溜まったということ。さらに2年間分のダイアモンドのステータスも維持できる制度の穴をついたような利用をしました。
でも、ANAも敏ぼんさんのような修行僧に懲りたのか、翌年からマイルの付与制限や搭乗回数を300回に制限しました。
 今、そんなチケットを発売したらどうでしょうか。ネットで拡散され、修行僧で埋め尽くされそうです。東京-那覇、東京-千歳便は時間帯によってはプレミアムパス組に占拠するだけでなく、YuouTubeやブログで実況中継をする人も出るでしょう。


 しかし、敏ぼんさんのブログによるとその当時でさえ自分と同じように飛行機を乗り倒していた人が25人程度いて、自分(当時60歳)より年配が多かったとのこと。中には二回り年の若いマイラーに挨拶されたという記述があります。今の時代なら、まさに二回り年の若いマイラ―が大半を占めるのは間違いありません。乗り倒しをしているほとんどは紳士的な乗り方をしていたが、その中にはマナーが悪すぎて、最後にはANAから搭乗拒否と会員権を募集された強者まで現れたとのこと。
 正直、プレミアムクラスの乗り心地は至福の一時です。1年間に渡って、たとえ国内便と言えども豪華な半飛行機生活を堪能できる。まさに、これは最高のファンタジーではないでしょうか。

3百回の搭乗回数といっても、乗り倒すのは以外と大変です。私なら空港に行って2時間程度はラウンジでのんびりして、千歳や那覇、福岡などに向かう。そして、帰りの便もラウンジでのんびりしながら、東京に帰る。往復だけなら乗り倒すのに150日かかります。一泊をしたら300日。羽田⇒那覇⇒千歳⇒羽田なども使うと最短120日で乗り倒せます。結構大変です。さらに、ダイアモンド資格を出来るだけ長く保持できるように12月末までと1月以降で年度を分けて搭乗計画を立てます。

まあ~。考えてみればこのようなパスを購入しなくても300万もあれば相当な回数搭乗できます。早割りなどを駆使すれば、100万でも十分に満足できる回数の搭乗ができるのではないでしょうか。そう考えると、××放題と言う言葉に我々は弱いですね。でも、いつかは、プレミアムクラスを爆乗りしてみたいものです。


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