私たちの結婚 1962年
この映画は1960年前半の人々の庶民の生活をしることが出来る貴重な作品です。
やっぱり世の中はお金はです。美人の姉は、工場勤務の彼氏ではなく、貧乏でいることに逃げるように小金持ちと結婚。
この時代の女性は、結婚する相手で全てが決まるという側面もあったので仕方ないのですが、日本はこれから高度成長期を超えてバブル経済に向かいます。
1962年から27年後にジャパンアズナンバーワンとして日本の製造業は世界を席巻します。この職工はその時50才位とすると、部長クラスにまで出世し、又は海外工場の責任者となっている可能性があります。逆に問屋の男はその後の構造不況の憂き目にあっている可能性もあります。
つまるところ、主人公は結婚相手を間違っていたのかもしれません。
とがいえ、1962年ごろには日本が世界有数の製造国家に発展することは誰も想像できなかったので、工場の工員は工員のまま貧しい生活を続けるくらいしか想像できなかったのでしょう。未来はどうなるかなんて誰もわかりません。日々の生活では感じることは出来ませんが、20年程度の月日が過ぎると世の中の流れは大きく変わっているのをこの映画から垣間見れます。
こういった映画をみていると、同時期に撮影された小林旭、石原裕次郎の映画の世界観は夢物語そのものです。う、
この時代は、二音
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