プレスリーが理想的な南国生活を演じる「ブルーハワイ」
1.エルビスの魅力満載
この映画はエルビスのカッコよさが光る青春映画。多くの評論家は、エルビスの映画に駄作が多いといいますが、私はこういういいとこ取りの設定はそれなりに好きです。ミュージカル映画でもあり、エルビスは歌は上手いし、楽曲自体も耳にのこります。簡素な演奏の中にパワフルな歌唱。かっこよさに満ち溢れていて、エルビスプレスリーの音楽を聴くだけで心がウキウキしてきます。さらに映画では、アメリカがアメリカの青春を謳歌していたような時代を映し、なんか爽やかで幸せな雰囲気に包まれています。エルビスのカッコよさがフューチャーされるものをうなずきます。
2.檻のなかのイケメンプレスリーもそうですが、一流のイケメン俳優は女にだらしなくない。多くの美女女優と恋愛ものを演じて、キスシーンやお互いに体を合わせるシーンを重ねているにも関わらず、その後の進展は何もない。演技は演技として割切っているというか。でもそんな俳優だからこそ、そういう映画やドラマを作れるんでしょう。本当の意味で好色なイケメンならその後共演女優と様々な問題を起して、途中で尻切れトンボになります。
俳優も女優も、演技の時は疑似恋愛の境地で演技をするわけだし、そういう意味は演技とは言えども相当な心のふれあいは感じるものです。そういった演技をプレスリーはどれだけ繰り返したのか。と思うと複雑な気持ちです。
3.プレスリー劣化の凄さ
くさい事をいえば、年を取るにつれてイケメンのオーラは消滅し普通のオジサンになっていきます。プレスリーの若い時は言いようがないほどのイケメンです。70年代のラスベガスでのステージの容姿は、よくぞここまでというほどの劣化です。なんか世知がないですね。
4.それでも永遠のスタープレスリーがどんなに劣化しても、ラスベガス専属の歌手になろうが、プレスリーのスター性はエバーグリーンです。未だに故人としての収入は膨大なものです。それだけプレスリーに浸透しているファンが多いということです。ファンにとっては、劣化したプレスリーもまた魅力的に映るのでしょう。凄いものです。
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