「タモリ学」から人生観を学ぶ!

 

1.タモリの達観

 タモリは、言わずも知れた大物芸能人ですが、タモリは他の大物芸人と一線を画しています。

 タモリは、若い時にフォーク歌手を感情の押し売りである旨で非難をしたことがありました。歌は楽しむだけで良い。意味づけなどするものではないと。

 しかし、タモリのそういった姿勢は、単なる批判精神ではなく大御所になっても、自分の生き方として貫いています。芸能界でどんな実績を残しても過去の栄光を前面に押し出したり、説教臭くなることはありません。

 タモリの仕事は、現役でもあり余生でもあり、趣味でもあり、遊びでもあり、そして仕事でもあるのです。そこにあるのは、

   自分の好きなことを題材に最大限にその時を楽しんでやろうと姿勢だけです。

ガチガチの上下や子弟関係すら嫌います。常に飄々とした出で立ちを崩しません。

 

2.タモリの名言
 有名な言葉に「熱意のある奴は去れ」と言うように、とにかく熱い感情の高まりを嫌います。逆に彼はそういう人を偽善的なふるまいをする奴だと決めつけることさえあります。熱狂の中にいながら冷めた視線をもち、不思議と達観しています。その達観さえ笑いに代えるしたたかさすら持ち合わせています。

  そんなタモリを私は尊敬してやみません。いや、タモリからすると尊敬されるほどの高度な事を行っているのではなく、単にそれが自分に根付いた思想にすぎないだけです。

 もし、誰かがタモリにそんな高尚な事を質問したら、お笑いの含んだ回答で機転よくかわされるだけでしょう。しかし、彼の軽い飄々とした言葉と行動を紐解いていくと、どうしても諸行無常のはかなさを熟知した振る舞いであるかのように思ってしまうのは私だけでしょうか?

 

3. 自分が心の底から楽しめる瞬間こそ人生の極意!

 旅をするということについて、世間はなにかと「旅の思い出に」や「新しい自分の発見」と言う言葉で装飾したがります。私から見ると、さながら型にはまった感動や思い出の押し売りに感じなくありません。それは、時として一種の脅迫概念として私に迫ってくる事すらあります。そのように私たちは非常に強い固定観念で自分自身を縛り付けているのも事実です。

 そこにタモリの言葉からの真実があります。いい事、悪い事関係なく気楽にいこうよ。ということです。そんな無意味なことに真剣になることはない。人生が大河の濁流の一滴ならにすぎない。常に自分自身が楽しめるように自分が変態していくことではないかと!。

 と達観出来たら、人生どれだけ幸せかと感じてしまいます。

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