江戸時代の珍道中 十辺舎一九の「東海道中膝栗毛」
江戸時代の十辺舎一九の「東海道中膝栗毛」に触れる。東海道中のドタバタ劇であるが、その内容は現在に通じるものがある。その後、志村けんのコントをみると何も変わらない。いわば、現在のお笑い文化は、既に江戸時代に生まれたといっても過言ではない。これから言えること、江戸時代の暮らしから現代の私たちの生活を再考するのも面白いように感じた。自分たちが今も思っていること。疑問に思っている事。それは江戸時代の庶民も同じことを考えている。人は、いつの時代も同じことを考えているということ。歴史は政治家視点での記述での為政者の記述である。だから自分達の現代と考え方に遮断が起こる。しかし、「東海道中膝栗毛」でもわかるように声の庶民の声と、歴史教科書の江戸幕府の記述とは明らかに乖離が起こる。そう思うと民俗学をライフワークとして探求していくのも面白い。
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