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4月, 2025の投稿を表示しています

海外も長くいると飽きてくる

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 日本が嫌で海外に出ても。長く住んでいればそこが日常になって飽きてくる。旅というのは結局のところ日常の物足りなさを埋めるツールにしかすぎません。  そういったことを二つの動画から垣間見れます。 一つは、こばとらさんの動画    動画の28分ごろから、「平凡な日常こそ最高の幸せ」と述べております。こばとらさんは世界一周など様々な海外旅行記をアップしてきましたが、そろそろ目新しさなくなり飽きてきたのでしょう。  もう一つの動画は、「南国愛おやじ」さんの以下の動画です。  南国愛おやじさんは、海外移住して初めの1~2年はマレーシアを楽しんでいたが、その後はマンネリ化してくるものです。大抵の人は、その頃に日本に帰国します。逆に、マンネリ化した後でも満喫できるなら、本当意味でその国の生活と相性がよいということになります。 、

ハードルが高くなり過ぎたシニアの海外移住

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  日本円が強かった時代。シニアの楽しみの選択肢の一つに海外移住があった。リタイア後は東南アジアでのんびり優雅な年金生活をおくりたい。20年前にはそれは十分すぎるくらい可能な選択肢であった。そして強い円の時代に多感な青春をおくった40代~50代にいまだにそんな夢を追いかけている人も少なくないであろう。  しかし、それも夢となって散ってしまいそうだ。そういった点で興味深いブログに遭遇した。 定年後の過ごし方とロングステイ・世界遺産の旅 2015 http://www.tt.em-net.ne.jp/~soy7686/index.html この記事はコロナ前であるが、最後のほうになるとシニア生活がスムーズにいかなくなってくる様子も描写されている。現地のインフレ(物価高)が生活を圧迫し始めてきたのだ。ブログ記事においても以下の言及がある。 「これらを踏まえて考えると、一般的なサラリーマンの公的年金だけでは、定年後の海外ロングステイはかなり難しくなってきます。 確かに、アジアの一部の国・地域では家賃・食費は安いのですが、生活費全体に占める割合は大したものではなく、定年後の 豊かな夫婦二人の生活でもっともかかるのは、「夫小遣い」・「妻小遣い」・「教養娯楽費」 なのです。」  このブログ記事はコロナ以前です。今はコロナ以降の世界での強烈なインフレと円安でシニアの海外移住は、娯楽費どころか家賃や食費ですら窮するようになってきたのです。相当なたくわえがないと20年前のような海外生活は出来なくなりました。  日本国が貧乏になり日本人の楽しみがまた一つ減っていく。しかし、これは現在進行形です。かつての強い円を知っている世代からすると、憤りのないやるせなさに包まれます。